2018年5月27日に週刊朝日に「マネックスグループ松本大社長が語る仮想通貨のリスクと将来性」という記事が出ました。その記事での内容要約と、廃止が決まった4銘柄について分析していきたいと思います。
(6月16日追記。追記分の動画はこちらから)

(この記事を動画で御覧になりたい方はこちらから)
社長が語るコインチェックの今後
6月中にサービス再開予定で、内部管理や不正アクセス防止の体制を強化中だとのこと。金融庁に報告し、コメントももらっているそうで、今後海外展開を考えている。
XMR、ZEC、REP、DASHが取り扱い廃止になったことについては「社会からいろいろな要請がある中、資金洗浄防止などの観点から扱いをやめたほうがいいと判断した」とのことです。
「コインチェックは多くのコインを用意してきた。その基本は変わらない」との事で業務の全面再開後は扱う通貨を今より増やす方針を示しました
まとめると
- 6月中にサービス再開予定
- 内部管理や不正アクセス防止の体制を強化中。
- 海外展開を考えている
- XMR、ZEC、REP、DASHの取り扱い廃止。
- 多くのコインを用意してきた基本は変わらない
- 業務の全面再開後は扱う通貨を今より増やす。
廃止銘柄について
モネロ(Monero/XMR)、(ジーキャッシュ(Zcash/ZEC)、オーガ(Augur/REP)、ダッシュ(DASH)
4銘柄が廃止となりました
モネロ(Monero/XMR)とは
◉2014年4月に公開
◉仮想通貨の時価総額上位(12)
◉エスペラント語で「コイン」を意味する
◉「CryptoNight」というProof of workのアルゴリズムを採用
モネロ(Monero/XMR)の特徴
リング署名やワンタイムアドレスという技術により匿名性が高い仮想通貨として認知されています。匿名性が高く、高速で取引可能でブロックサイズの制限がありません。
Augurとは?
◉Augurの意味は【占い師】
◉通貨単位の【REP】はReputation(評判)
◉イーサリアムのスマートコントラクトを利用
Augur特徴
Augurは保険業界に革命を起こすと注目を置かれています。
現在の保険システムとAugurの未来予想とは共通点が多く、保険業界の技術とAugurのシステムが非常に酷似して、今のような保険会社のシステムは必要なくなり、全てがスマートコントラスト上で完結してしまいます。
ダッシュとは?
◉仮想空間の中で現金のように決済に使われることを目的として開発。
◉決済の速さとある程度の匿名性を備えている。
◉XCoinという名前が、Darkcoinという名前を経て2015年に現在のDASHに。
ダッシュの特徴
- 匿名性が高いこと
- 取引スピード(承認スピード)が早いこと
- マスターノードを利用していること
Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)とは?
◉2016年10月に公開。
◉時価総額ランキングでは第23位
Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)の特徴
2017年5月には大手金融グループのJPモルガンと業務提携を発表。さらにイーサリアム創始者であるヴィタリック・ブテリン氏が今注目の仮想通貨に挙げるなどして、一躍時の仮想通貨となりました。
Zcashが世界初ライセンス制度登録済みの取引所に上場し匿名通貨の状況に変化か?と言われています
匿名通貨の状況に変化(追記)
ニューヨークの規制当局が匿名通貨の取引を正式に承認
承認を受けて、アメリカの仮想通貨取引所「Gemini」ジェミニにおいて匿名通貨「Zcash」ジーキャッシュが取り扱うことになるようです。アメリカの仮想通貨交換業者ライセンスを持つ取引所で匿名通貨が認められたのは、今回が初めてのケースです。この影響を受け、Zcash以外にも、DashやMonero・Augerなどその他の匿名通貨にも注目が集まっています。日本の動きとしては、匿名通貨の性質上、マネーロンダリングや脱税に使用される懸念から、匿名通貨の取り扱いを規制していて「Coincheck」での取引が規制され、今月18日には取引ができないようになりますが、匿名通貨を支持する投資家が多いことも事実です。取引量や保有量が公表されないことなどが投資家に支持されている理由として挙げられるでしょう。
まとめ
各国の意見が違いますので両極の見解を集めた上で事で、ご自身の財産をどうするのか検討していただいたらと思います。