三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と米アカマイ・テクノロジーズ(Akamai Technologies)は2018年5月21日「決済処理速度2秒以下、世界最速の取引処理性能毎秒100万件超」を実現するブロックチェーン技術を開発したと発表しました。
(この記事を動画で見たい方はこちらから)

仮想通貨は速さが命
毎秒100万件処理可能
仮想通貨の価値を判断する時に処理スピードがよく話題になりますが、ビットコインにしてもイーサリアムにしても秒間に何件処理できるのか?というところでまだ壁があります。
ところが、今回MUFGとアカマイが発表したブロックチェーンは毎秒100万件処理できて、今後1000万件の処理も可能になるようです。
問題点はないの?
分散性に欠ける
速い!!!という事で今回MUFGとアカマイが発表したブロックチェーンを使うメリットは大きいのですが、この技術を支えているのは国内の30のノードのみとなっていて、ビットコインやイーサリアムから見ると分散性に欠けるとみることもできます。
三菱UFJとは?
独自コインを開発するほど仮想通貨通
三菱UFJは皆さんもよく知る日本の主要銀行の一つである大手銀行ですが、仮想通貨事業に力を入れていて、なんと
「MUFGコイン」
という独自コインを開発しています。
「MUFGコイン」とは
1コインあたり約1円のコイン
「MUFGコイン」は1コインあたり約1円と規定しているので、ビットコインのように価格が変動したりすることはありません。利用者はスマートフォンに専用のアプリを入れた上で、口座の預金を「MUFGコイン」に替えて使用します。
主にコンビニや飲食店、デパートでの支払の他、個人間の割り勘時の送金など、日常での活用を中心に普及を目指します。SuicaやPasmoの他、スマートフォンを使ったデジタル決済化がより一層進んで行く中で、「MUFGコイン」がどのような地位を築いていくのか、非常に注目が集まっています。
なお来年、10万人規模の実証実験開始することを発表しています!
まとめ
大手の銀行が仮想通貨の制作を行うのは、現状の中央集権に慣れた人たちにとっては安心感は大きいでしょう。社会的に沢山の人が仮想通貨に目を向けていくいい機会だと思いますし、これから、海外旅行に外貨を両替していくこともかなり減るかもしれませんね。