ビットコインに次ぐ地位を築きつつある仮想通貨
「イーサリアム(Ethereum)」とは?
既存の通貨と同じように、インターネット上で取引することができる仮想通貨は、最近は特集番組が放送されたり、ニュースでも報じられるようになってきましたね。仮想通貨は知らなくても「ビットコイン」なら聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?
仮想通貨ではビットコインが圧倒的に有名ですが、ビットコイン以外の種類もたくさん存在しています。その中で去年だけで時価総額にして40倍も成長し、ビットコインに迫ろうとしている「イーサリアム(Ethereum)」をお勧めする5つに理由を公開しちゃいます。
仮想通貨(暗号通貨)とは?
物々交換→貨幣→デジタルへ
大昔の経済は「物々交換」で成り立っていました。しかし”自分の持っている物”と”交換できるもの”を持っている相手を探すことは一苦労だったので人々が考えたのは貨幣(お金)です。物を貨幣に換え、いつでも貨幣と好きな物を交換できるようにしました。
貨幣の登場で結構便利な世の中になりました。
その後、ある意味で「グローバル化」になり、「金・銀・銅」で作られる硬貨がうまれました。 さらに「中央銀行」がうまれ、今は中央銀行の発行する紙幣をつかっています。そして今後さらなる「グローバル化」により国や銀行などに縛られないインターネット上で取引されるのが仮想通貨です。
仮想通貨の登場でさらに便利な世の中になります。
イーサリアム(Ethereum)とは?
≪アルトコインの代表的存在≫
仮想通貨ではビットコインが圧倒的に有名ですが、ビットコイン以外の種類もたくさん存在します。ビットコイン以外は総称してアルトコインと呼ばれていますが、中でも時価総額が大きいのがイーサリアム(Ethereum)です。
イーサリアムの価格遷移
- 2015 年 7 月 イーサリアムリリース
- 2016 年 1 月 1 ETH = 114 円
- 2016 年 2 月 1 ETH = 733 円
- 2016 年 3 月 1 ETH = 1,696 円(前年末比約 16 倍の上昇)
- 2016 年 12 月 1 ETH = 738 円(2016 年 3 月以来の安値)
- 2017 年 2 月 1 ETH = 1,198 円
- 2017 年 3 月 1 ETH = 6,746 円
- 2017 年 5 月 1 ETH = 29,126 円(半年間で 40 倍近くの上昇)
(イーサリアムの価格推移 参照: イーサリアム販売所)
お勧め理由その1 時価総額第2位という事実
時価総額を基準にした仮想通貨のランキングでイーサリアムは1年以上2位をキープ。
1位のビットコインは約2兆円に対して、イーサリアムは約4,000億円の時価総額を誇っています。まさに不動です。しかも2016年の3月ごろの価格の推移を見れば一目でわかるのですが、この1年半で価格が60倍になっています。
驚くべき話ですがもしイーサリアムの通貨であるイーサをイーサリアムリリース当初に20万円分購入したとすると、1200万円になっている計算になります。
お勧め理由その2 送金スピードが早い
早いものでは数十秒で送金が完了
ビットコインとイーサリアムは同じ暗号通貨ですが、ライオンとサメを比較するようなものだといわれているほど、成り立ちがまったく違います。イーサリアムはビットコインと同様にブロックチェーン技術を使っていますが、さらに機能を拡張している点が特徴です。
ある条件が満たされると、送金を実行するなどといった小さな契約を履行する「スマートコントラクト」がイーサリアムを象徴する機能です。ビットコインでは取引記録がブロックチェーン上に残っていますが、イーサリアムは加えて契約内容まで残せます。データ改ざんが極めて難しいうえにコストと時間がかかりません。
従来の契約で中央管理者となっていた銀行や証券会社、裁判所、登記所などは必要なくなることになります。また、契約の際に必要な捺印や署名なども不要です。ビットコインの取引記録と同様に不特定多数の人の目にさらされている点が信頼性の高さにもなっているのです。
お勧め理由その3 信頼できる背景
仮想通貨市場には、ビットコイン以外にも700を超える他の仮想通貨がありますが、ほとんどの仮想通貨には世界的な信用が生まれていません。信用がないので購入されず2015年頃まで、世界の仮想通貨市場における時価総額シェアの95%はビットコインという状況でした。
そこに目をつけたのロックフェラー系の投資銀行、JPモルガンで、マイクロソフトと組み、「契約に使える仮想通貨」という比較的信用を得やすい新たな仮想通貨を開発したのがイーサリアムです。「誰が何の目的で発行し始めたのかわからないビットコイン」と比べて「マイクロソフトやJPモルガンのような信用ある企業が、企業取引に使う目的で発行し始めたイーサリアム」の方が信用できますよね?
また2017年にプーチン大統領とイーサリアムの開発者VItalik(ビタリク)が会談したことが大きく注目を集めたり、他国の要人ともすでに会談をしているとの情報もあり、ますます信用度をあげています。
お勧め理由その4 企業がこぞって参戦予定
マイクロソフト社との提携によって、企業向けイーサリアムプラットフォームである「Enterprise Ethereum」が発足し、超大手企業が続々イーサリアムを使用を検討するという動きをみせていて「トヨタ」が参加するという情報があります。
お勧め理由その5 日本円から買える
円を仮想通貨に両替するには、取引所で一度円をビットコイン両替してから仮想通貨を購入しなければいけませんが、直接仮想通貨を円で購入できる取引所があります。
2017年8月現在、イーサリアムを日本円(ETH/JPY)で購入できるおすすめの取引所は
Bitflyer
CoinCheck
です。
bitflyerはリクルートや三菱UFJキャピタル、SBIホールディングスなどの大手企業が株主のため、取引所として安全性が高いのと、高機能なチャート機能があり、トレードがしやすいということで人気です。
CoinCheckでは、ビットコインやイーサリアムに加えて、Ether Classic、Ripple、Litecoin、Monero、NEM、Factom、Lisk、Zcash、DASH等の今注目度が高い仮想通貨を多く取り扱っています。
以上おすすめ5つの理由をお伝えしました。購入の際の参考にどうぞ。