金VS銀=ビットコインVSライトコイン
仮想通貨のニュースを見ない日はないというほど広がりをみせてきた仮想通貨業界。しかし、仮想通貨はまだまだ仮想通貨バブルのスタート時期の「ス」の位置らしいですよ。いまから投資してみようと思う方に向けて、時価総額ランキング上位のコインを徹底比較してみました!今回はビットコインを金とするならライトコインは銀を目指す名目で作られたライトコインをビットコインと比較します。
比較項目は
創業・①管理主体・2仕組みの違い・③コインの上限量・④管理主体及び動機・⑤入手先・⑥価格・時価総額・⑦送金スピードです。

比較① 創業
■ビットコイン
2009年
創業者不明
『ナカモト サトシ』という匿名のあるなぞの“論文”。
論文を見た研究者達が、有志で作ってみてうまれました。
■ライトコイン
2011年10月7日
Charlie Lee
元Googleエンジニアで、基本的な通貨の仕組みはほとんど同じなのですが、「ビットコインを金とするならライトコインは銀を目指す」という、ライトコインはビットコインよりも、より流通量(埋蔵量)が多く、採掘や取引も労力がかからないような形にして、希少性はビットコインよりも低いけれど、一般の人に「実際に使われる」という実用性に重きを置いて、流通や取引に利用しやすいようにと考えられています。
比較② 仕組みの違い
■ビットコイン
それ自体で決済ができるような仮想通貨
単一のオンライン通貨なので、いくらかビットコインを買えば、それに相当するBTCを手に入れることができ、そのままそのBTCで支払いをすることも、日本円に換金したり、ドルに換金したりもできます。
P2Pで取引をされていてマイニングで大量の電気を使います。
暗号化方式:SHA-256方式。
■ライトコイン
ライトコインは特殊な特徴を持ちあわせていない通貨です。
Github上にリリースされました。
GitHub=Git(バージョン管理システム)の仕組みを利用して、世界中の人々が自分の作品(プログラムコードやデザインデータなど)を保存、公開することができるようにしたウェブサービスの名称。
暗号通貨方式:Scrypt(スクリプト)方式。
Segwit=ブロックサイズを拡張することができ、1つのブロックチェーンで送金できる件数を増やせる技術。電力が抑えられ、採掘コストが安い。
比較③ コインの上限量
両者、採掘量が決まっています。
金や銀と同様、仮想通貨は上限を決めているということで、価値が生まれます。
■ビットコイン
上限2,100万枚・百万分の一(μ)まで活用可。
半減期210,000ブロック毎
■ライトコイン
上限8400万枚・ビットコインの約4倍。
半減期840,000ブロック毎
上限が4倍あることでより高騰しにくく一般人が使いやすくなっています。
比較④ 管理主体及び動機
■ビットコイン
管理主体なし・利用者と管理者の利益の不一致
ネットワーク管理者の動機=報酬(ビットコイン)
マイニングによって採掘され、不特定多数のマイナーが存在します。
管理者は、他に儲かるものがあれば、管理を放棄して別に移ることもあり、利益不一致が原因で、ビットコインコミュニティの分裂を引き起こし、上手く行っていないのが現状。
■ライトコイン
管理団体や組織なし
マイニングによって採掘され、不特定多数のマイナーが存在します。
比較的労力がかからず、一般的なCPUで行える採掘難易度にしています。
比較⑤ 入手先
■ビットコイン
1.購入(日本円可)
2.採掘
3.他人からビットコインをもらう
■ライトコイン
1.購入(日本円可)
2.採掘
3.他人からライトコインをもらう
比較⑥ 価格・時価総額
■ビットコイン
単位:BTC
2017年8月の価格は日本円に直すと、約40万円前後。
時価総額:1位
■ライトコイン
単位:LTC
2017年8月の価格は日本円に直すと1XRP当たり5,000円程度。
時価総額:4~5位
普段から第三集団争いしています。第一集団(ビットコイン独走)・第二集団(リップルとイーサリアム)・第三集団(イーサリアムクラッシク・ライトコイン・ビットコインクラシック)
比較⑦ 送金スピード
■ビットコイン
10分程度
ネットワーク合意形成アルゴリズム=Proof-of-Work”
アルゴリズムは計算機の演算能力を用いてネットワークの正常性を維持。
そして、その報酬としてネットワーク管理者であるマイナーはビットコインネットワークからBTCを与えられる仕組みとなる。ビットコインのブロック生成速度(≒送金可能最短時間)はおよそ10分である。
■ライトコイン
2分半程度
ネットワーク合意形成アルゴリズム=Proof-of-Work” ※ビットコインと同じです
ビットコインが10分に対し、承認時間が4倍速く、ビットコインより実用的な通貨といえるでしょう。
≪その他ライトコイン特記事項≫
日本産のモナーコインを保有しているのが日本人であるように、中国人が作ったライトコインは中国人で人気があり、取引高の75%以上が中国の取引所です。自国民が作った通貨を応援するのは理解できますよね。中国は仮想通貨大国と言われており、ビットコインキャッシュも中国主導で動いていますので、中国人が推すライトコインの未来は明るいと言えるでしょう。
Amazonに採用されるかも。ビットスタンプ(Bitstamp)で取引開始予定。などといった情報もあります。
おすすめ取引所
円を仮想通貨に両替するには、取引所で一度円をビットコイン両替してから仮想通貨を購入しなければいけませんが、直接仮想通貨を円で購入できる取引所があります。
2017年8月現在、ライトコインを日本円(ETC/JPY)で購入できるおすすめの取引所は
Bitflyer
CoinCheck
です。
bitflyerはリクルートや三菱UFJキャピタル、SBIホールディングスなどの大手企業が株主のため、取引所として安全性が高いのと、高機能なチャート機能があり、トレードがしやすいということで人気です。
CoinCheckでは、ビットコインやイーサリアムに加えて、Ether Classic、Ripple、Litecoin、Monero、NEM、Factom、Lisk、Zcash、DASH等の今注目度が高い仮想通貨を多く取り扱っています。
購入の際の参考にどうぞ。
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